はたらく魔王さま!!アニメ第2期第5~7話(銚子海の家編)感想

はたらく魔王さま!!アニメ第2期の第5話~第7話まで見終わったので3話分の感想を書きたいと思います。

この3話は、真奥たちが銚子の海の家で住み込みでアルバイトをするというエピソードです。これは原作小説の第4巻に相当する部分ですが、360ページもある小説がたった3話で終わってしまったのは少しショックでした。私の大好きなエピソードだったので、もう少し丁寧にやって欲しかったかな。

さて、第5~7話のあらすじはこんな感じ。

働いているマグロナルドが一時休業することになり、仕事を失った真奥。しかもアパートの改修工事により、一時的に住む家まで失ってしまい絶望する悪魔3人組。そこに大家である志波美輝の斡旋で、大家の姪が運営している銚子の海の家へ、住み込みでアルバイトしにいくことになった。

なんだかんだで遊佐恵美、鎌月鈴乃、佐々木千穂のレディ3人組も着いていくことになったが、行った先の海の家は明日オープンとは思えない惨状に唖然とする一行。

真奥の活躍で何とか体裁を整え、明日に備えて休もうとするが、急に立ちこめた霧の中から、正体不明の異形が現れて・・・。

それは新たなる戦いへのプロローグだった。

あまり書くとネタバレになるので、こんなところでご勘弁を。では、感想。

絵が1期と違うのと雑なのは、もうあきらめました(笑)
こういうアニメだったと思えば許せます。たぶん・・・・

でも、もっと残念なのは会話のテンポが悪すぎることです。第1期のはたらく魔王さまは、何のことはない日常の会話でもとてもテンポが良く、それだけで笑いを誘うところがありました。その部分については原作を超えていたと思います。でも、2期はそれがありません。逆にテンポが悪くて、原作と同じなのに「取って付けたような」会話になっているときがあるんですよね。とても残念です。声優が同じなのにこんなことってあるんですね。監督って大事だー。

あとはやっぱり急ぎすぎです。
例えば、オンボロで汚い海の家を真奥のいろんなアイデアでどんどん体裁を整えていくところは、原作を読んでいたときはめちゃくちゃ感動したんですよね。まさに「真奥すげー」です。その真奥の活躍がイマイチ伝わりにくかったかな。

あと、このエピソードは、暗く寂しい夜の銚子の海で大黒天祢によって語られるモウレンヤッサの伝承と、深い霧や灯台の霧笛によって、独特な幻想的な世界に引き込まれるところが1つの魅力でした。それが展開が速かったために、十分に伝わらなかったように思います。頑張ってはいたのですが、もう少し「溜め」や「間」があってもよかったですね。

もちろん、良かった点もあります。
悪魔大尚書カミーオが持ってきた剣を真奥が振りかざしたときの描写が素晴らしい。剣に内包されていた魔力で悪魔型の肉体を取り戻すだけなのですが、空から赤い稲妻が走るとか格好よかったです。

あと、全部終わったあと、展望台のようなところで真奥が改めて抱負を語り、空を見上げるシーンが良かったです。一夏の思い出って感じですね。

はい、以上です!

第2期は何話構成か公表されてないのですが、たぶん1クールなので、あと4話か5話ですよね。残りは原作5巻目の東京タワーのエピソードだと思ったのですが、次回予告を見ると長野の農家に行く話のようです。

これは前回のアニメ特典で書き下ろされ、後に「はたらく魔王さま!SP」というタイトルで文庫化された「実質5.5巻」のエピソードです。なるほど、5巻の前に5.5巻を先にやるのかー。

となると忙しいですね。あと4~5話で文庫2冊分か・・・(汗)
でも、農家の話は良い話なので、アニメで見られるのはうれしいです。
来週も楽しみにしています♪


 

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