先日、ダイソーで550円のmicroSDカードを買ったよっ、という記事を書きましたが、
この記事を見たお友達から質問があったので、同じ疑問を持った方がいるかもしれないと思い、記事にしておきます。
SDカード用のカメラなどに、microSDカードにアダプタを付けて使うのは、何かデメリットがあるの?
という質問です。
回答を先に書いてしまいますが、
「ほぼ無い」
です。
近年はSDカードよりもmicroSDの方が需要が高く、数が出るため、自然と価格が安くなります。アダプタがセットの製品でも、です。
私もSDを使う機器はカメラとカーステレオぐらいなので、両方の特売を見つけても、microSDだけを買ってストックしています。
microSDカードにアダプタを付けた場合、メモリ本体(microSDの中身)とデバイスとの間にアダプタという余計なものが挟まるので、転送速度が遅くなるのではないかという懸念がありますが、これは、いろんなサイトに検証結果が載っており、「誤差の範囲」ということがわかっております。
最近はmicroSDカードをUSBメモリに変換するアダプタも出ていますので、microSDが最も万能なイメージがありますね。
ただ、microSDにアダプタを付けてSDカードとして使うことに全く不都合が無いわけではありません。そのデメリットは把握しておいた方が良いと思います。
microSD+アダプタのデメリット
microSDにアダプタを付けてSDカードとして使う場合、メモリ本体とデバイスの間にアダプタが挾まりますし、余計な電気的な接点(microSDとアダプタの接触部分)が増えますので、その部分に不具合があった場合、
・読み書きできなくなる
・データの転送速度が落ちる
などのトラブルが発生する可能性があります。
ただ、アダプタ自体は接点と接点の間をリード線で繋いでいるだけというとってもシンプルな構造をしているので、余程強力な物理的なチカラを加えない限り壊れることはありません。そんなチカラがかかればSDカードだったとしても壊れてしまいますから条件は同じですね。
なので、問題が発生するとすればSDカード単体で使った場合は存在しない「接点」の方です。
microSDカードとアダプタの間の接点は、金属と金属が物理な圧力で接触しているだけで、半田付けされているわけではありません。この接触している部分になんの劣化も無ければ問題ないのですが、金属というのは時間が経てば多かれ少なかれ経年劣化します。抜き差しする際の摩擦や、空気に触れることでの変質、直射日光や高熱に当たることでの反りやねじれ、ですね。
なので、それによるトラブルを回避するためには、以下の点に気をつけると良いでしょう。
1.アダプタからのmicroSDの抜き差しは頻繁に行わない
2.使っていないアダプタは、乾燥した冷暗所に保管する
3.長期間使われていないアダプタは使用しない
4.ノーブランドのアダプタは使わない
はい。これだけ守れば、microSDをSDカードとして常用するのは問題ないと思います。