鈴木亮平さん主演の実写版シティーハンターを観たので、今回はその感想を書きたいと思います。
いやいや、これはすごいわ。
漫画の実写版って、私はあまり好きじゃなくて、これまで敬遠しておりました。今回の実写版シティーハンターについても、かなり前から知ってはいたのですが、最初は観るつもりなかったんですよね。
でも、YouTubeで予告編を見て思ったんです。
「あれ? これ、なんかよくね?」
その予告編がこれです。
見た?
見ちゃった?
いい予告編ですよね!!
この予告編の出来がものすごく良くって、ちょっと期待しちゃったんですね。
鈴木亮平さんは前から好きだったんですけど、鈴木亮平さんの冴羽獠が、もしかしてものすごくハマり役なんじゃないかって思ったんです。
それで観ちゃいました。
たまにあるんですよね。予告編だけが素晴らしい映画って。
でも、これは違いました。
めちゃくちゃ良かった!
私はアニメはものすごく観るんですが、テレビドラマとかはまったく観ませんし、実写映画もあまり観ません。
私、実写のドラマがあまり好きじゃないんですよね。なぜかと言うと、役者さんがその登場人物ではなく、役者さんそのものに見えてしまうからです。没入できないのです。
でも、これは良かった。
2時間近くあるのに3回も連続観てしまいました。
とりあえず、思ったことを並べていきますね。
■ストーリーはオリジナル
槇村が殺されたり、エンジェルダストが出てきたりするので、ベースは原作1〜2巻なんですけど、ストーリーはほぼオリジナルです。でも、それがかえって良かったです。2時間という制約の中できちっと起承転結を作るにはオリジナルがいちばんですよね。
■鈴木亮平は冴羽獠と似ている?
いや、そんなに似てませんが、雰囲気はあります。解釈としては、鈴木亮平さんが冴羽獠を演じてるんじゃなくて、これは「鈴木亮平のシティーハンターなんだ」という感じです。シリアスな表情もギャグシーンもどれも違和感なくてよかったです。ていうか、めちゃくちゃカッコいいです!
■アクションシーンが素晴らしい
漫画、アニメを通して、シティーハンターの見どころのひとつが冴羽獠の神業ですよね。この映画では、その神業がこれでもかってほど出てきます。例えばこのシーン。
ヤクザに後ろから撃たれそうになるのですが、後ろを向いたままノールック背面撃ち。ありえない〜!
■香は?
予告編を見た感じだと、森田望智さんの香は微妙かと思ったんですけど、本編を見たらとてもいい感じでした。どこにでもいる普通の女性が、兄の死をきっかけに殺伐とした闇の世界に踏み込んでいく、という流れにうまくハマっていますし、冴羽獠との掛け合いもバッチリでした。
■映像が素晴らしい
結構お金をかけて作っていますね。現実離れしたアクションシーンも安っぽくありませんし、映像技術も素晴らしかったです。
■戦って戦って戦う
終盤はずっと冴羽獠の見せ場でした。戦って戦って戦います。マシンガンで武装した集団を相手に2丁の拳銃で撃破していくシーンは痛快。アニメだと、どこにそんなたくさんの弾丸があるんだ、って感じですが、この映画はそのあたりもしっかり作られていました。香が絶妙なパスでマガジンを供給しています。
■ちょっと残念なところ
ちょっと残念だったのは、冴羽獠が何者かよくわからないで話が進んでいくところです。視聴者が知っていることが前提の映画ですね。序盤に何らかの形で冴羽獠が何者なのかという説明があるとよかったと思います。知らない人が見たら、このヒト何者?って感じになります。「探偵さんかな?」ぐらいの解釈しかできません。
■続編はありそう?
私は「ある」と見ています。
作りが続編を想定した作りになっている上に、めちゃくちゃ評判が良いですからね〜
期待して待ちたいと思います。
どのあたりのエピソードがベースになるかな?
私としては4巻の白馬の騎士のエピソードをベースにしてほしいかな?
はーい。
ざっくりですが思ったことを書きました。
これから見ようか悩んでいる方は参考にしてください!