球詠14巻感想。地獄の合宿、そして個性的な新入生の加入と盛りだくさん

マンガ「球詠」の14巻を読みましたのでレビューを書きたいと思います。

今巻もめちゃくちゃおもしろかったです!
昨夜ダウンロードして、連続3回読みました(笑)

月刊誌の連載なので刊行ペースが遅いんですよねー。続きは半年後かと思うと気が遠くなる思いです。

「球詠」はマインテンブクイチさんが描いている女子野球のマンガで、「まんがタイムきららフォワード」で2016年から連載されています。既刊14巻。2020年にはアニメにもなりました。

女子の高校野球が、世間から注目される国民的スポーツであるという世界の物語で、ピッチャーとしてすごい才能があるのに仲間に恵まれず一度も試合で勝ったことがなかった主人公・武田詠深が、高校に入学して野球好きの仲間に出会い、とある事情で廃部寸前だった野球部を再建していくストーリーです。

私が今一番「推し」のマンガです。

よく見ると13巻レビューしてなかった(爆)。ということで前回のレビューから1年ですか。早すぎてやばいな。

秋大会で、全国大会常連の超強豪校である美園学園をあと一歩まで追い詰めたものの、それは芳乃の戦略・奇策による部分が大きかったということで、フィジカル面とメンタル面を徹底的に鍛えるため、冬休みに「日本一の合宿」を行います、というところで13巻が終わりました。

そして14巻。
早朝から夜までひたすら身体作りの地獄の合宿がはじまり、悲鳴をあげながらも一生懸命ついていく新越谷ナイン。それを乗り越えたおかげで、その後の練習試合では、それぞれが実力アップの確認ができた模様。そして4月、待望の新入生が入学し、野球部にも個性的な新入部員が6人も入ってきます。即戦力にもなりそうな選手もいるものの、どうも結果に繋がらないようで・・・?

という感じのあらすじです。

いやあ、展開が速い速い。読んでいて気持ちが良いです。14巻のはじめは年末だったのに、終わりの方は新入生を迎えての春大会です。確かに野球漫画のオフシーズンは長々とやる必要はないですよね。昨年読んだ高校野球漫画「おおきく振りかぶって」も(男子だけど)同じような感じの野球漫画でとてもおもしろのですが、展開が遅くて少し中だるみしています。夏の甲子園の予選が終わったのが15巻なのですが、現在36巻で、まだ同じ年度の冬ですからねー。オフシーズンのほうが長い。「おおきく振りかぶって」、このペースで描いたらあと30年ぐらいかかりそう・・・。

さて、球詠の14巻に戻りますが、
今回は合宿と新入部員の巻ですね。特に新入部員が面白い。先輩方のプレイを見ながら感動しているシーンとか微笑ましくて楽しいですね。何度も読み返したくなります。なんせ選手層が薄いのが新越谷の最大の弱点なので、待望の新入部員ということになります。あまりネタバレは避けますが、新越谷の新入部員6名を紹介しておきますね。

斉藤小町
 ピッチャー
 東川口ガールズで埼玉県ベスト4
野村瑞帆
 内外野どこでもこなす
 流山ガールズで全国2回
長谷川美咲
 二塁手/外野手
村松京子
 外野手
 足が速い。好守備
東條蘭々
 ピッチャー/外野手
 高校生としては平均的なピッチャー
渡邉詩織
 キャッチャー
 武田詠深の後輩。弱小校で一人だけ上手な選手だった

※順番は登場順

バランスよく補強できた感じかな? 6人も、と思いますが、夏の大会が終わったら3年生の3人がいなくなるので、これぐらいいないとあとが不安ですよね。

新入生なのに落ち着いている選手、実力はあるのに空回りしている選手、いろいろです。大きな課題もあるようなので、これからどうやって克服していくかが見どころですね。個人的には詠深の後輩である渡邉詩織が今後どうなっていくのか興味あります。正捕手・珠姫がいるので、出番は少ないでしょうけど、頭脳が切れるようなので、芳野の参謀として戦略面で貢献するのかな? あと、東條蘭々が天真爛漫な感じでカワイイです。家に置いておきたい(笑)

そんな感じの14巻でした。
変わらず質の高い面白さなので、おすすめです!

 

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