昨年の夏にロイズローズガーデンで撮影したバラの花の写真です。
バラがすこし傷みかけているものの、それなりにキレイに撮れています。でも、この写真での注目なのは背景の丸いボケです。
この部分ですね。
とってもキレイな丸になっています。
このような丸いボケを「玉ボケ」もしくは「丸ボケ」と言います。
オールドレンズなどを使うと、もっと縁がカッチリとした玉ボケになる場合があるのですが、そういうのは「バブルボケ」とも呼ばれます。
写真を幻想的に見せるために使われる技法なのですが、なかなかこれを狙って出すのが難しいです。コツとしては、
・背景に点で光る物や小さくて明るいものがたくさんある場所を選ぶ
・できるだけ絞りは開く。できれば開放で
・できるだけ被写体に近づく
・標準~望遠のレンズを使う
こんな感じです。最後の望遠については必須ではありませんが、広角レンズだと背景をボカすのが難しいので、他の条件がシビアになりますね。
ちなみに、この写真の場合は玉ボケが黄色なのですが、木漏れ日などの陽光による玉ボケではなく、小さな黄色い花が日の光を浴びて光っていたのではないかと思います。これは狙ったワケではないのでラッキーでした!