最近このブログでは、ミニPCの記事へのアクセスが多いです。みなさん、関心があるんですね。
ミニPCは、省スペースでかつ安く購入できるものの、スペックが低めだったり、モニターやキーボードが別売りということで、微妙にマニアックな存在だと思っていたのですが、最近は市民権を得てきたようです。
ということで、今回は、少しハイスペックなミニPCの紹介をしたいと思います。
MINISFORUM ミニPC「Venus Series UM773 Lite」
私がサブマシンとして愛用しているTRIGKEYのミニPCはエントリークラスからミドルクラスの、どちらかと言えば低価格をウリしているメーカーなんですけど、ハイスペックなミニPCを中心に商品を展開しているメーカーもあります。そのひとつが「MINISFORUM」という中国・深センのメーカーです。
中国製のパソコンメーカーはたくさんありますが、その中でもMINISFORUMはしっかりとした製品を世に送り出している印象があります。サポートも迅速のようですね。ハイスペックである分、価格は他のミニPCよりも高いですが、同じスペックのデスクトップマシンを買うことを考えるとはるかに安い価格で購入することができます。
私も現在、画像生成AIがサクサク動くパソコンを検討しているため、MINISFORUMは候補の1つになっています。
まず紹介するのは、このミニPC。
まずデザインで驚きますよね。これは「桜レリーフデザイン」という特別仕様です。カワイイですよねー。ただカワイイだけではありません。今年の春、まだ登場したばかりの8コアCPU「AMD Ryzen 7 7735HS」を搭載したパソコンが10万円を切る低価格で発売になった、ということで話題になりました。(当初は普通の黒い筐体だったのですが、いまAmazonで検索してもこの桜レリーフモデルしか出てきません)
「Ryzen 7 7735HS」はRyzen7シリーズの中でもかなり上位のCPUで、CPUの総合的な処理速度を測るPassMarkテストで、24000以上の数字をたたき出しています。
私が今メインマシンとして使っているパソコンは、少し古いのでPassMarkが9000台。それでもAI画像生成や動画編集などをしない限りはサクサク動いております。現在、市販されている一般的なパソコンも、PassMarkが10000~15000ぐらいなので、それと比べると、このMINISFORUM UM773がどれだけ優秀かがわかります。それでいて、私が今使っているメインマシンより省電力なんだからイヤになっちゃいますね(笑)
かつ、この製品はメモリが32GB、ストレージが512GBのSSD、しかもUSB4ポートまで付いているので、これ以上望めないぐらい充実しています。GPUはCPUに内蔵されているモデルですが、そこそこのGPUを積んでいますので、おそらくある程度のゲームならプレイ可能だと思います。
このミニPCが今日(2023/12/08)現在、クーポン含め7万円台で買えますので、破格の価格だと思います。
INISFORUM Venus Series UM690
もう1点、MINISFORUMのハイスペックミニPCを紹介しておきます。
こちらはなんとミニPCなのに「Ryzen 9 6900HX」を搭載しています。Intelでいうと「Core i9」に相当するCPUですね。上で紹介したモデルよりもワンランク上のCPUです。しかも、ストレージが1TBのSSDになっています。
そんなハイスペックなCPUをこんな小型のボディに積んで排熱とか大丈夫なのかと心配になりますが、このCPUはノートパソコンに作られており、消費電力がかなり抑えられておりますので 問題ないのかなと思います。
このマシンも今日(2023/12/08)現在、8万円ちょっとという低価格で売られていますので驚きです。
そんなワケで・・・
ハイスペックのパソコンを買うなら大きなデスクトップマシン、という概念を改めざるを得ない商品でした。
まあ、排熱や耐久性などのことを考えると、普通のデスクトップの方が良いのでしょうけど、ここまでスペックが高い製品を買おうとすると、安くても10万円以上はしますので、これも選択肢の1つと考えたいと思います。