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Ryzen 5 8500G・8600Gを使ったコスパ重視の自作PC構成案(2025年11月版)。AMUSEについても。

愛紗です。

先日、Ryzen 5 8500Gと8600Gの比較記事を書いたのですが、

Ryzen 5 8500Gと8600Gを比較!Ryzen 5 8600Gユーザーの私が、ベンチマークやGPU、NPU性能差を検証
 愛紗です。今日はCPUのお話。AMDのミドルレンジCPUであるRyzen58500Gと8600Gについて書きたいと思います。 Windows10のサポート終了を2025年10月に控えていたので、今年の5月に新しいパソコンを自作しました。使...

今日は、それらを使った自作PCの構成案を提案したいと思います。

一応、Ryzen 5 8500Gを基準に書いていきますが、基本的にRyzen 5 8600Gでもまったく問題ない構成なので、Ryzen 5 8600Gを視野に入れている方も参考にしていただけると幸いです。

なお、この構成については、リズ(ChatGPT)からもお墨付きをいただいてはいるものの、実際に組み立てたわけではないので、相性等については保証できません。参考程度としてください。

私は春に8600Gで自作PCを組んでおり、その時の構成を別記事で紹介しておりますが、

Ryzen 5 8600GでPCを自作することにした。今回の構成とその検討過程について
愛紗です。パソコンをもう1台自作することにしました。今年(2025年)10月にWindows10のサポートが切れるため、新しいパソコンを調達するところまでは決まっていたのですが、ミニPCを買うか自作するかで悩んでいたんですよね。最初はDEL...

このときと比べて物価上昇等があり、一部構成が変わっています。

それではいっきま〜す!
Ryzen 5 8500G・8600Gを使ったコスパ重視の自作PC構成案・2025年秋!!

CPU:Ryzen 5 8500G(8600G)

CPUはもちろんこれ。

『Ryzen 5 8500G』

普段使いにはお釣りが来るスペックです。でも低価格なので買いやすいですよね。GPUもRadeon 740Mとそれなりのものを搭載しておりますので、軽いゲームなら問題ありません。

CPUの処理速度を図る仕様の一つであるPassMarkは、今日現在21500程度。普段使いなら10000以上あれば問題ないと思いますし、私が普段創作活動に使っているAI専用マシン(Ryzen 5 5600X)よりも処理速度が速いです。

Ryzen 5 8600Gだと、PassMarkが25200程度と17%ほど速くなり、さらにGPUの処理速度が倍ぐらいになります。動画編集やゲームをやる方にはこちらの方がいいと思います。

『Ryzen 5 8600G』

これらの比較は前回の記事に詳しく書いていますので悩んでいる方は参考にしてください。

Ryzen 5 8500Gと8600Gを比較!Ryzen 5 8600Gユーザーの私が、ベンチマークやGPU、NPU性能差を検証
 愛紗です。今日はCPUのお話。AMDのミドルレンジCPUであるRyzen58500Gと8600Gについて書きたいと思います。 Windows10のサポート終了を2025年10月に控えていたので、今年の5月に新しいパソコンを自作しました。使...

マザーボード:GIGABYTE B650M GAMING PLUS WIFI

Ryzen 5 8500G・8600GのソケットはAM5で、マザーボードはいろいろ出ておりますが、私としてはこれをオススメします。

『GIGABYTE B650M GAMING PLUS WIFI』

なぜこれをオススメするかというと、8600Gマシンで私が使っているからです(笑)
安いですがWi-Fi、Bluetoothもついていますし、半年使って何一つ問題が起きておりません。

ちなみにチップセットはA620でも問題ないのですが、A620のマザーボードもそれほど価格が変わらないので、安定性や拡張性を考えるとB650チップセットのマザボを強くオススメします。

メモリ:CORSAIR DDR5-5200MHz 32GB [16GB×2枚] CMK32GX5M2B5200C40

今回の構成を検討する上で、最も難しかったところです。リズ(ChatGPT)と激論を交わした上でこれになりました。

「CORSAIR DDR5-5200MHz 32GB [16GB×2枚] CMK32GX5M2B5200C40」

春に私が自作したときはCRUCIALの5600Mhzを追加いましたが、CRUCIALのメモリが高騰しており、さらに入手困難になっているため、今回はCORSAIRの5200Mhzを提案します。(こちらも高騰しておりますが、CRUCIALよりは安く入手できます)

※最近、メモリの価格が1週間単位で急激に変化しています。メーカーやショップによって大きく価格が違うケースがあるので、十分にリサーチしてから購入することをオススメします。

AMDの公式でRyzen 5 8500G・8600Gの仕様書を見ると、

最大メモリ速度
 2x1R DDR5-5200
 2x2R DDR5-5200
 4x1R DDR5-3600
 4x2R DDR5-3600

※引用元は[こちら]

となっており、5200Mhzより速いメモリは、高速の恩恵を受けにくいため(オーバークロックの際には効果あり)、今回は5200Mhzで提案します。(春に自作したときは知らなかった💦)

今回はある程度クリエイティブに使えるように16GB×2枚=32GBで提案しておりますが、
ネットサーフィン、動画視聴、事務仕事程度の普段使いでは8GB×2枚の構成でも問題ありません。

ただ、CPUの仕様書を見ると、「4x2R DDR5-3600」となっており、メモリが2枚のときと4枚のときで速度の上限が変わるため、後からメモリを追加して4枚にすると上限が3600MHzになってしまい、処理速度に影響が出ます。将来的に増設して計32GBにする可能性がある方は最初から16GB×2枚にしておくことをオススメします。

ストレージ:KIOXIA EXCERIA PRO SSD 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 4.0×4

ストレージはこれです。

『KIOXIA EXCERIA PRO NVMe SSD M.2 2280 1TB』

私が使っているものです。安心の国産で、十分な性能を持っています。
今日現在、アマゾンではなぜか高いので、価格コムや楽天で調べてみることをオススメします。私は1.2万円ぐらいで買いましたが、やっぱりこちらも高騰していて、もう少し出さないと購入できないと思います。

普段使いしかしない方はもう一つ下のランクのものでも大丈夫だと思います。

『KIOXIA EXCERIA PLUS G3 NVMe SSD M.2 2280 1TB』

こちらは1万円ちょっとなので買いやすいですが、PROと比べると読み書き速度が遅いため、生成AIなど、SSDに激しくアクセスするアプリを使用する方はボトルネックになる可能性があります。

PRO:読込速度:7300MB/s 書込速度:6400MB/s
G3 :読込速度:5000MB/s 書込速度:3900MB/s

たいていのアプリでは体感できるほどの速度差ではありませんが、画像生成AIや動画編集など、「ストレージにたくさん読み書きする作業」では、SSDの書込速度やキャッシュの性能差が体感レベルで影響してきます。特に画像生成AIのモデルは1つが7GBとかなので、それを読み込む際は数秒〜十数秒の時間差が出てくると思います。

ちなみに、今回は1TBを紹介しておりますが、使い方によっては500GBでも問題ありません。Windows11自体は50GB程度の容量ですし、大きなアプリをたくさん入れなければ256GBでも足ります。

動画や画像などをたくさんストックされる方は、内臓のハードディスクを別途つけることを視野に入れても良いでしょう。容量あたりのコスパはその方がいいです。

参考までにお伝えしますと、私のAI専用マシンは、1TBのSSD+4TBのHDDという構成になっています。私の場合は、生成AIをいろいろ入れており、たくさんのAIモデルがストレージを占拠しているので、1TB必要でした。

ケース:ZALMAN T3 PLUS

これは好みで選ぶといいと思いますが、とりあえず私が使った安いものを紹介しておきます。

『ZALMAN T3 PLUS』

3000円台で買えるのに、側面がガラスになっている貴重なモデルです。安い分、鉄板が薄いですが、その分重量が軽いので、かえって良かったです。

ケースファンも最初から2個ついており、今回の構成であれば増設の必要がありません。グラフィックボードをつける予定の方はエアフローが少し足りないですが、ファンをインとアウトの2個追加すればオッケーです。

電源:MSI MAG A650BNL(650W・80PLUS Bronze)

最後は電源ユニットです。これも春に私が使ったものを紹介しておきます。

『MSI MAG A650BNL』

80PLUSでBronze認証で低価格というコスパ抜群の電源です。ブランドもMSIなので安心だと思います。

実は春に自作したときにもっと安い電源をつけようとしてリズ(ChatGPT)に怒られたという(笑)
「電源だけはケチってはいけない」って言われました。

電源ユニットには、その電源効率などが基準を満たしているかどうかを保証するための第三者機関による「認証」という仕組みがあります。そして、その中でもっとも主流なのが「80PLUS認証」というものです。

80PLUSは、色でその電源効率のレベルが表されており、下から順番に、

(効率が悪い←)STANDARD・BRONZE・SILVER・GOLD・PLATINUM・TITANIUM(→効率が良い)

となっています。今回紹介した電源はBRONZEなので、下から2番目ですね。最低ではない、というところが大事です。

ちなみに、今回は650Wを紹介しておりますが、今回の構成だとここまで大きな電源は必要ありません。450Wでも十分です。
ただ、価格がほとんど変わらないので、将来グラボを増設するなどの余力としてこれぐらいあってもいいかなと思っています。

将来的にまったくなにも増設しないのであれば、下記の製品でも問題ありません。(価格差が300円ぐらいですが・・・)

まとめ

以上です。

メモリ以外は私が春に作ったパソコンと同じ構成なので、問題なく動くと思います。
(メモリも一応マザボメーカーで動作確認しているものを選定しています)

メモリとSSDが高騰しているので、今年の春よりは少し高くなると思いますが、10万円かけずにそこそこハイスペックなデスクトップマシンが出来るので悪くないと思います。同じスペックのデスクトップを家電量販店で買おうとしたら20万円近くかかると思います。

あと、これはWindowsが含まれていないので、別途費用がかかります。

Windows11は高いのから安いのまでいろいろ販売されていますが、

安いのは怪しいライセンスなので注意してください

認証できない、最初は認証できても後で動かなくなる、などのものも混在しているので、信用できるショップで買いましょう。

私はアマゾンでオンラインコード版を購入しました。

いろいろ考えた結果、一番高いですけど、一番信用できるのでこれにしました。

おまけ。画像生成AIアプリ「AMUSE」について

最後に、画像生成AIアプリについて情報提供しておきます。
パソコンが新しくなったらAIで画像生成をしてみたい、という方も多いと思います。

AMDは「RyzenAI」と称して、独自のAIアプリを無料で提供していますが、その中の「AMUSE」というアプリを利用することで今回紹介した構成のPCでも画像生成が可能と思われます。

AMUSE
McAfeeによる動画詐欺対策

私も8600Gマシンでこのアプリを利用しています。(8500Gでの動作確認はしておりませんが、動いたという報告を見かけています。ここは自己責任でお願いします。)

これ、面白いですよ。
「画像生成AI=グラフィックボードが必要」という認識を引っくり返した画期的なアプリです。

「え? なんでこんなに速く生成できるの?」って私も驚きました。(8600Gマシンでの話)

使用するモデルにも寄りますが、2048×2048のイラストが1枚30秒ぐらいで描けます。8500Gだと倍ぐらいかかるかな?それでも実用に耐えるレベルだと思います。

参考に今サクっと生成したイラストをアップしておきますね。

 
もっとも有名な画像生成AIであるStable Diffusionと比べてるといろいろ制約がありますが(アダルト画像が描けない等)、代わりにインストールが簡単なのと、NVIDIAのグラボが必要ないため、導入のハードルが低いです。(詳しいシステム要件は不明。AMDのCPUと内蔵GPUは必要と思われる)

AMDのCPUでパソコンを組み立てたら、ぜひ導入してみてください♪

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