愛紗です。
私、カメラ女子なんですけど、このブログのほとんどのお客さんはパソコン関係の記事に来ているという。
たまにカメラの記事も書かないといけませんね。
と言いながら今回もパソコンの記事(笑)
最近、1年ほど前に書いたRyzen 5 5500GTの記事が人気になっています。

ありがたいことなんですけど、日進月歩のこのジャンルにおいて、1年前の記事はさすがに風化しているなと思ったので、改めて書くことにしました。手に入らないパーツとかもありますからね〜
ということで今回は、
「Ryzen 5 5600GT・5500GTを使って自作PCの格安構成案を作ってみた【2025年11月版】」
と題して記事を書きたいと思います♪ヽ(=´▽`=)ノ
あっ、今回紹介する構成はリズ(ChatGPT)にもお墨付きはもらってはおりますが、実際に組んだわけではありませんので、動作にについては保証できません。利用は自己責任でお願いします。
Ryzen 5 5600GTとRyzen 5 5500GTの比較表 どちらを選ぶ?
AMDはRyzen 5 5600GTとRyzen 5 5500GTという似たような2つのCPUを販売しています。
昨年記事を書いたときはRyzen 5 5500GTオンリーで記事を書いたのですが、これは当時まだRyzen 5 5600GTが高かったためです。現状では、価格差があまりなくなってきたので、検討の余地が出てきました。きっと迷う方も多いと思います。
ということで、今回はRyzen 5 5600GTとRyzen 5 5500GTの比較表を作ってみたので一緒に見てみましょう。(正確にはリズ(ChatGPT)に作らせてみた、です💦)
| 項目 | Ryzen 5 5500GT | Ryzen 5 5600GT |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Zen 3 | Zen 3 |
| コア / スレッド数 | 6コア / 12スレッド | 6コア / 12スレッド |
| ベースクロック | 3.6 GHz | 3.6 GHz |
| ブーストクロック | 最大 4.4 GHz | 最大 4.6 GHz |
| L2 / L3 キャッシュ | 3MB / 16MB | 3MB / 16MB |
| 対応ソケット | AM4 | AM4 |
| TDP | 65W | 65W |
| 内蔵GPU | あり(Radeon Graphics) | あり(Radeon Graphics) |
| PassMarkスコア(参考) | 約 18,800 | 約 20,300 |
| 実売価格(2025年11月時点) | 約 21,000円 | 約 22,000円 |
間違い探しかっ!ってぐらいほとんど同じですね。違うところを赤くしておきました。
コア数もベースクロックもキャッシュも同じ。違うのはブーストクロックのみということなので、軽い作業の場合はまったく差が出ないと思われます。重たい作業をしたときにブーストクロックが大きい5600GTが有利になる感じですね〜
CPUの処理速度を測る指標の1つであるPassmarkでは、8%ほど5600GTが高いですけど、普段使いでこの差を感じることはほぼ無いと思われます。動画のエンコードなどの重たい作業を連続して行う場合は、少し体感できるかもしれません。それでも、13分かかる作業が12分で終わる、というレベルの違いです。
要するに、
・価格差があまりなければ5600GTを買おう
・価格差が大きければ5500GTで問題なし
ということになるかと思います♪
ちなみに、このPassmark 18800というスコアがどれぐらいのスピードかというと・・・
・昨年一世を風靡したCPU・Intel N100のPassmarkは5300ぐらい。(ネットサーフィン、動画視聴なら問題なし)
・私が仕事で使っているノートパソコンのPassmarkは9000ぐらい。(ワード、エクセルがサクサク動く)
・私がAI専用で使っている自作PCのPassmarkは20000ぐらい。(爆速。AIや動画編集をしなければこんなにスペック要らない)
という感じです。
18800あれば、普段使いには何一つ困ることはありません。お釣りがくるぐらい。
ただ、グラフィック処理を行う内蔵GPUが少し貧弱なので、画面の動きが激しいゲームには向きません。そういうことがやりたい方は、別途グラフィックボードを増設するか、別記事で紹介したRyzen 5 8500G/8600Gを選びましょう〜
ここで、注意点をひとつ。わりと重要な話です。
今回提案するCPU・Ryzen 5 5600GTと5500GTは、Socket AM4という規格のソケットを採用しています。
Socket AM4は2016年に導入された古い規格で、2022年にSocket AM5という新しい規格が誕生しているため、今後、この規格に合わせた製品は登場しないと思われます。現時点ではまだ手に入りますが、数年後にパーツを取り替えたい、グレードアップしたい、となっても、部品の入手が困難な可能性がありますので、ご承知おきください。
ただ、古い規格であるために安価に入手できるというメリットがあります。これだけのスペックのパソコンが(おそらく)5万円ぐらいで自作できるというのは、かなり美味しい話です。今回制作して壊れるまで使い潰すという考えであれば、悪い選択肢ではないと思います。
さて、それでは行きますよ!
Ryzen 5 5600GT・5500GTを使った構成案2025年11月版です♪
CPU:AMD Ryzen 5 5600GT/5500GT
もちろん、CPUはこれです。
『AMD Ryzen 5 5600GT with Wraith Stealth Cooler』
『AMD Ryzen 5 5500GT with Wraith Stealth Cooler』
今日(2025/11/12)現在、Amazonでの価格差が500円ぐらいです。これなら、間違いなく5600GTを買うべきだと思います。
ただ、CPUの価格は日々変わりますし、ショップによっても大きく違います。パソコン工房、ツクモ、ドスパラなど、専門店の方が安いケースもありますので、十分にリサーチしてから買うことをオススメします。
なお、私はAI専用マシンとして、Ryzen 5 5600Xという同じようなCPUを利用しておりますが、2年近く毎日の酷使に耐え、今でも元気に活躍しております。個人的にオススメのCPUです♪
マザーボード:MSI A520M-A PRO(MB5136)
次はマザーボード。まずは格安の構成ということで、現在市販されているAM4規格のマザボの中で低価格なものを選んでいます。
『MSI A520M-A PRO(MB5136)』
他社でも同じぐらいのがありますが、私がMSIのマザボを使っているのでMSIをチョイスしています。
Ryzen 5 5600GT/5500GTは、A520とB550という2種類のチップセットに対応しています。(更に上もありますが省略)
このマザーボードはA520チップセットを搭載したモデルなのですが、正直言うと仕様が最低限になっています。B550チップセットが搭載されたマザボと比べると、
・PCIe Gen4 非対応(SSDやGPUの転送速度を最大限活かせない)
・VRM(電源回路)が簡素なため高負荷運用に弱い
・SATA端子やUSB端子が少なめ
・M.2スロットが1つのみ
・メモリスロットが2つのみ
というデメリットがあります。
それでもネットサーフィンや動画視聴、単純なオフィスワークであれば問題ありませんが、連続した高負荷をかける場合や、近い将来メモリの増設を考えている場合は、迷わずB550チップセットのマザーボードにした方がいいと思います。例えばこれ。
『ASUS AMD B550 PRIME B550M-A WIFI II』
上の紹介したA520Mと比べると、5000円ぐらい高いですけど、Wi-Fiも内蔵しておりますし、安定した運用が可能になります。
私のマシンはMSIのB550MのWi-Fi付きなので、それを紹介しようと思っていたのですが、現在高騰しておりますので、候補から外しました。
メモリ:CFD DDR4 3200 8GB×2枚
次はメモリ。CPUの仕様書を見ると、メモリのマックススピードが「DDR4-3200」なので、これを選びました。
『CFD DDR4 3200 (PC4-25600) 8GB×2枚』
8GBを2枚セットにすることをオススメします。一応、8GBが1枚でも動きますが、作業内容よってはボトルネックになる可能性があります。また、16GBを1枚という構成にしておけば後から増設が可能になりますが、同じ16GBでも、8GB×2枚の方が読み書き速度が上がります。
これはデュアルチャンネルと言って、理論上2倍の転送速度になるためです。片側1車線の道路と2車線の道路の違いと同じで、データ転送量が少ないときはほとんど効果がありませんが、大量に転送する場合は大きな恩恵が得られます。
念のため、もうひとつ紹介しておきます。
『Team DDR4 3200MHz PC4-25600 16GB (8GBx2枚) TPRD416G3200HC22DC01』
私が使ってるやつです(笑)
いまちょっと価格が高いので2番手にしておりますが、2年近く使ってまったく問題ありませんでした。
先日の記事でも書きましたが、最近メモリの価格が週単位で変動しておりますし、ショップによっても大きく変わります。いろんな通販サイトを確認してから購入することをオススメします。
ストレージ:Western Digital 500GB WD Blue SN5000
ストレージは転送速度が速いM.2規格のSSDで512GB以上のものをオススメします。今回選んだのはこれ。
『Western Digital 500GB WD Blue SN5000 NVMe WDS500G4B0E』
Windows11は256GBのSSDでも動きますが、少し余裕があったほうがいいです。
現在、512GBのSSDも高騰してきており、実は1TBとそれほど価格差がなくなってきました。
1TBを買うならこちらをオススメします。
『KIOXIA EXCERIA PLUS G3 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 4.0×4』
ショップにもよりますが、これらの価格差が3000円ぐらいです。それぐらいの差であれば1TBにしておいたほうが後で後悔しないような気がしますね〜
電源:MSI MAG A650BNL(80PLUS BRONZE)
次は電源です。条件としては、ATX電源であること、400W以上であること、80PLUSでBRONZE以上の認証を受けていることです。今回のチョイスはこれ。
『MSI MAG A650BNL(80PLUS BRONZE)』
今年の春に私が自作したパソコンに使った電源です。最近私が紹介している構成は全部この電源ですね(笑)
ここまで容量が大きくなくても問題ないのですが、
・容量が小さい電源は選択肢が少なく、価格がほとんど変わらない
・将来グラフィックボードを増設できるように
ということで、650Wのをオススメしております。450WのBRONZEで安いのが見つかればそちらでも構いません。
もう1点紹介しておきます。
『玄人志向 KRPW-BK650W/85+(80PLUS BRONZE)』
定評がある玄人志向の電源です。Amazonでは高いですが、価格コムを見ると上のMSIのより安くなってますし、製品として450W、550Wのも出ておりますので、予算に合わせて選ぶことができます。将来グラボの増設しないのであれば、これの450Wでも問題ありません。
ケース:ZALMAN T3 PLUS
今回もチョイスはこれ。
『ZALMAN T3 PLUS』
春に私が使ったやつです(笑)
側面がガラスで中が見えるタイプでは最安だと思います、3600円ぐらい。
安い分、鉄板が薄いので乱暴に扱うと歪むかもしれませんが、軽いので扱いやすいです。
まあ、ケースについては好みで選ぶべきだと思います。私は最初はコンパクトで可愛いのが欲しかったのですが、可愛いのは高いですし、コンパクトだと将来何かを増設する際に困るかなーということで、この製品を買いました。
Micro ATXのケースであればたいていは大丈夫ですので、いろいろ見て好みのを選んでください♪
いま良いのを買っておけば、中身を入れ替えて末代まで使えますし!(笑)
はい、これで終わりで〜す!
まとめ
お疲れ様でした。長いですよね、記事が。ここまでで5000文字になってしまいました💦
私、読む側としても長い記事はあまり好きじゃないので、コンパクトに書きたかったんですけど、書き始めるとあれもこれもってなっちゃうんですよね・・・
やっぱりパソコンパーツが高騰しているようで、今回紹介したもので安い方だけチョイスしても5万円ちょっとかかります。昨年書いた記事では4万円ちょっとだったので、多少高級志向になってはおりますが、高くなりましたね。
それでも、これだけのスペックのパソコンを家電量販店で買おうとすると10万円以上はしますので、自作PCバンザイです。私は昨年、今年と計2回自作を経験しましたが、
・パーツ選びが楽しい💕
・作るのも楽しい💕
・壊れても自分で直せる💕
・安くパソコンが手に入る💕
と良いことばっかりです(笑)
私は二度と既成品のデスクトップパソコンを買わないと思います。
今回の構成は安くできますので、初めての自作としては悪くないチョイスだと思います、これを機会にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
なお、Windowsは別途調達する必要がありますので、ご注意をお願いします。私のAI専用マシンはWindowsを入れる予算がなかったので、とりあえずUbuntuというLinux系の無料OSを入れたのですが、気に入ってしまって2年間そのままになっています(笑)
このあたりの顛末やレビューはこちらにありますので参考にしてください。

それでは良いパーツ選びの旅を♪










![MSI マザーボードA520M-A PRO 【Ryzen 5000シリーズ (AM4)対応】 Micro ATX [AMD A520搭載] MB5136](https://m.media-amazon.com/images/I/51fUrLxSXCL._SL160_.jpg)































































































































