「劇場版シティーハンター新宿プライベート・アイズ」レビュー。冴羽獠の神業にシビれる

「劇場版シティーハンター新宿プライベート・アイズ」を見ましたのでレビューします！

いまさら？！って感じですけど、先日コミックの１・２巻を読み直して頭がシティーハンターになっていたので、その勢いで過去の劇場版を見返すことにしました。ちなみに、2019年に一度視聴していますので、４年ぶり２回目の視聴になります。

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アニプレックス

あらすじはあちこちで触れられておりますので、今回は、ダラダラと思ったことを書いていきますね。

あ、ネタバレを含みますので、これから観る予定の方はご注意ください。

愛紗の「劇場版シティーハンター新宿プライベート・アイズ」レビュー

うん。これがシティーハンターだ

美女からの依頼を受けて、エッチなことしようとして香にハンマーで殴られて、強大な敵が襲ってきて、新宿の街を舞台に人間離れした戦闘力で撃破していく・・・

まさにこれぞシティーハンター！

ただ、駅の伝言板がスマホアプリになっていたり、ドローンやAIなどが登場したりで、時代設定は現代にシフトしていますねー。これはこれでアリですよね。原作のシティーハンターは携帯電話すら無い時代の漫画だったので、公衆電話とかで連絡を取り合ってました。今見ると、その方が違和感があると思います。

戦闘シーンはいつもより激しかった

シティハンターはたいてい終盤に戦闘シーンがあるんですけど、さすが劇場版ですね、その戦闘シーンがいつもより長く激しかったです。敵がドローンなどの無人兵器なので、次から次へと湧いて出てくるし、頑丈なので撃ってもなかなか壊れないし、無敵の冴羽獠といえど、ハラハラします。

というか、獠もどこにあんなにたくさんの弾丸を持ってるんだ？？

冴羽獠の神業も健在

過去に、１キロ先にいる敵にピンホールショットしたり、通過中の満員電車の向こう側にいる敵を撃ったり、伝説級の神業を繰り出す冴羽獠なんですけど、この映画でもそれは健在でしたねー

ドローンの弱点（プロペラ）が死角にあるので、他のドローンを撃って、その跳弾で弱点を打ち抜くとか
目の前にいる敵ドローンから発射される５連発のミサイルを全部身体さばきでかわしたあと、次弾が装填されるタイミングを計って、次の１発目のミサイルを拳銃を打ち抜いて全部に誘爆させるとか、ありえません。

今日から「リョウ様♡」と呼ばせていただきます！

香との連携に惚れ惚れ

ラスボスに拳銃を突きつけられ絶体絶命の香。でも、香は慌てない。会話で時間を稼ぎ、敵が引き金を引く瞬間に身体をひねる。そこを後ろで密かに銃を構えていた獠の弾丸が通過し、敵の拳銃にヒット。

なんの相談も無しにそんな連係プレイをする２人には嫉妬してしまいますね！！

香が身体をひねり、獠の射線を作るシーン
劇場版シティハンター新宿プライベート・アイズより引用

このシーン、５回ぐらいリピートして観ました（笑）

キャッツアイは思ったほど蛇足じゃなかった

最初、この映画のPVを見たときにキャッツアイが出てくることがわかって、少しイヤだったんですよね。別世界のアニメが混ざり込んでいるような印象です。ファンサービスなのは解っていますが(^_^;)

ただ、実際に見てみるとそれほど違和感がありませんでした。海坊主がマスターをしている喫茶店「キャッツアイ」の大家さんという設定には笑いましたが（笑）、サポートオンリーのちょい役でしたし、それほどストーリーの展開には寄与していなかったですね。

で、大笑いしたのは香のセリフ。キャッツアイの３人がモーターグライダーで香を現場に連れて行ってくれたのですが、３人は例のレオタード姿。

香：「あのー、いつもその格好でお仕事を？！」

私もそう思うぞ！

香とキャッツアイが会話をするシーン
劇場版シティハンター新宿プライベート・アイズより引用

歴代主題歌（OP・ED）のオンパレード

これもファンサービスの一環ですよね。
すごい量です。歴代主題歌が。
私はテレビアニメ版は観てないのですが、有名な曲が多いので、割と知ってました。

それにしてもEDの「GET WILD」への入り方は神がかっていますね。ファンの皆さんが「GET WILD」にこだわる理由が解ったような気がします。

声優さんが・・・・

え、と、
ここに触れない方が良いのかもしれませんが・・・・

正直に言います。声優さんの声が限界です。
特に冴羽獠と美樹がヤバイ。かなり無理して声を出している感じがします。

以前、テレビスペシャル番組で「ルパン三世VS名探偵コナン」という２時間モノの企画アニメがあったんですけど、そのときの峰不二子の声が結構ヤバくて・・・。かなり無理して声を出していましたね。

「もう良い、もういいから君はしゃべるな」

と思いながら観ていたのを思い出しました。

あとから調べたら、その声優さんはその時点で70歳代だったんですよね・・・（汗）

シティーハンター、これからも続編を作って欲しいですけど、現実は厳しそうです。

　
総合的に、めちゃくちゃ面白い映画でした。シティーハンターファンもそうでない人にもオススメできるアニメ映画です。